南大阪 中学受験地図

堺市北野田にある航路開拓舎の日常と、南大阪を中心に中学受験の状況と、それに関する気になる話題を取り上げます。

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◎  桃山学院 説明会の内容に注意! 

2学期に入り、学校説明会も本格化します。
各学校とも、2回~3回の説明会を実施しますが、その注意書きを見ると、「毎回同じ内容です」ということがほとんどです。

ところが、桃山学院の場合は、そうではありません。
毎回の内容を少しずつ変更し、幅広く説明を行うようにしているようです。

以下は、桃山学院から頂いたメールの内容を、中学受験関連の説明会に絞って再編集したものです。

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桃山学院:入試説明会日程
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【第1回】
  10月20日(日)14:00~16:00
   ・6年間の教育方針について
   ・中学3年生の報告・生徒発表
   ・4教科の入試出題方針
   ・2014年度入試要項とプレテスト案内

【第2回】
  11月3日(日・祝)9:00~11:00
  〔五ツ木・駸々堂テスト同時併催〕
   ・入学後の5教科指導方針
   ・中学3年生の報告・生徒発表(クラブ・学校行事など)
   ・プレテスト案内/2014年度入試要項

【第3回】
  11月23日(土・祝)10:00~12:00
  〔本校プレテスト同時開催〕
    ⇒「プレテスト」のみ要予約(10月中旬受付開始予定)
   ・プレテスト問題解説
   ・C方式国語対策講座
   ・中学3年生の報告・生徒発表(中学入試の感想&応援メッセージ)
   ・2014年度入試要項と出願手続
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第2回・第3回が五ッ木・駸々堂、プレテストとの同時開催ということもあると思いますが、中学3年生の報告なども、時期によって内容を変更するようです。
ただ、回数を多く参加すれば「入試に有利な情報」を多く得ることができるということではないようです。
むしろ、学校の内容をきちんと理解してほしいというねらいがあるように感じられます。


このように、学校によっては、説明会に工夫を凝らしています。
例えば、最終回は受験生だけを対象にして、最後の相談・説明に応じていただけるような学校もあります。

どうか、良き出会いの場になりますように、しっかり活用して下さい。

◎  進化する清風を実感! 塾対象説明会に参加しました 

「定例」「定形」ということがあります。

今日、参加させていただいた清風中学校の説明会ですが、式次第については、どちらかと言えば例年通り。
理事長先生のご挨拶があり、校長先生が学校の内容を説明し…、といった流れです。

しかし、毎年感じることですが、「指導内容が進化」し続けています。


清風中学校では、様々にオリジナルの指導を行っておられますが、今日の説明会では、「読書・論文指導」について詳しく説明していただきました。
こういった指導が始まった当初は、「こんなにていねいに添削をしていただけるのだ」という驚きだけでしたが、最近は、その出題の方法や、学年や時期に合わせた作問の工夫など、非常に研究されたものになっているように思います。
おそらく、摘み取りがしっかりしており、その反映をきちんとされていること、また、指導の方法・方針が徹底しているということが、こういった「進化」の理由でしょう。

「現在、教育において最も必要とされているのは[根拠のある主張を表現する力]である」

これは、「清風中学 読書・論文指導の紹介」と題されたパンフレットの中の言葉ですが、まさに、その視点は正しく、世の中で活躍する人材を育むために必要なことだと思います。


これ以外にも、今日の説明会ではいろいろと勉強させていただきました。

清風の考える「宗教教育」のあり方などの、指導に関する考え方。
中学校の総授業時間数が、標準的な公立中学の3045時間に対し、3834時間もある(英語=420⇔723!、数学=385⇔651!)などのハード面。

何よりも、校長先生をトップにした、先生方のお力の総和を感じさせる会場運営など、これまでの清風の雰囲気をより深めたかのような、しかし、新しい風が随所に感じられました。


いよいよ校舎の建て替えも始まりますが、「仏(仏像)」より先に、しっかりとした「魂」が生まれているようです。

◎  初芝富田林:短縮期間中に学校見学受け入れ 

いよいよ夏休みに入りました。
受験生の皆さんは夏期講習が始まったところでしょう。
この講習会で、大きな成果を出すように、ぜひがんばってください。
それから、その他の学年の方も、來年は、あるいは再来年は受験ということになります。
もし、今年、6年生なら…、と考えながら過ごすのも大切なこと。
毎日の学習を大切にこなして下さい。

さて、実力を上げるためには、その目標が具体的であるほうがいい。
特に、志望校のイメージや、国立・私立中学校の姿がはっきりわかると、「自分もあの環境で…」と感じられます。
そういった意味でも、学校見学は、大切な機会です。

初芝富田林では、7月下旬と8月下旬は短縮授業を実施し、生徒さんの力を磨いています。
多くの学校が、こういった夏休み中の講習や補習を実施していますが、初芝富田林ではこの機会を学校見学に利用するそうです。

短縮授業ですから、午前中は授業が見学出来ます。
また、午後にはクラブ活動も実施されていますので、それを見学することも可能。

一度、足を運んではいかがでしょうか。


以下、初芝富田林発行のメールマガジンからの抜粋・引用です。

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 見学可能日: 2013年7月22日(月)から30日(火),8月23日(金)から8月31日(土)
    (ただし、日曜日と28日を除きます)
 時間: 9:00から17:00
 内容: 午前:授業見学/午後:クラブ見学(個別相談もできます)
 申込方法:下記番号にお電話いただき、「学校見学希望」とお伝えください。

     初芝富田林中学校 入試部まで

        TEL: 0721-34-1010
        FAX: 0721-34-1090
        email: t_info@htsb.ed.jp
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こういった、説明会以外の学校見学ですが、入試担当の先生がおられれば、ほとんどの学校で対応していただけるようです。
ただし、必ず、事前に連絡をとり、可能かどうか、確認をして下さい。

夏休みの前半に、こういった経験をして、学校への理解を深めるのは、その後の学習にも、いい循環をもたらすでしょう。

◎  今年も!「私立中学高等学校 合同説明会」 なかもずで開催(ぱど) 

昨年も開催された情報誌「ぱど」を発行するニワダニネットワークシステム主催の「私立中学高等学校 合同説明会」ですが、今年も開催されます。

大阪南部の各私立にまとを絞った上に、近隣の上位校も参加している説明会ですが、受験を考えるみなさんにとっては、「一度に様々な学校の資料を集められる」「学校の先生に直接、お話を伺うことができる」「制服・パンフレットなども参考にできる」貴重な機会です。

私立中学高等学校 合同説明会
7/20(土) 開催時間 10:00-15:00
会場 堺市産業振興センター
地下鉄御堂筋線「なかもず」
南海高野線「中百舌鳥」
参加予定中学校
大阪 上宮太子・大阪学芸・大阪星光・大体大浪商・大谷・追手門大手前
賢明学院・四天王寺学園・城南学園・清教学園・清風・清風南海
相愛・帝塚山学院泉ヶ丘・浪速・羽衣・初芝富田林・初芝立命館
他府県 (兵庫) 灘
(和歌山) 初芝橋本
(奈良) 帝塚山・東大寺・奈良学園


このあとも、こういった説明会が実施されます。
例えば、8月10日(土)~11日(日)には、大阪府の私立中学高等学校連合会主催の「2014年入試 大阪私立学校展」が、天満橋のOMMビル(地下鉄谷町線、京阪線「天満橋」駅下車すぐ)で実施されます。
また、五ッ木・駸々堂の模擬テストを主催する五ッ木書房も、10月14日(祝・月)に私立中学校進学相談会を開催予定。

「私はこの1校だけを受験する!」と、方針がしっかり決まるまでには、やはり、様々に情報を集めるほうがいいわけです。
また、万が一の場合の併願校も見ておきたい。
すべての学校を訪問するわけには行きませんが、こういった合同説明会の機会を利用すれば、深く知ることは難しいかもしれませんが、幅広くは知ることが出来ます。

学校の先生方も、まず学校を知っていただきたいという思いで来られている場合がほとんどです。
小学校の低学年であっても、一生懸命に学校の様子や方針を説明していただけます。
受験を目前にした時期よりも、まだ、客観的に学校を見ることができるかもしれません。

夏期講習会の直前の時期だからこそ、「夏期講習会の目標を見つける」つもりで、私学の先生方にお話を聞きにいってはどうでしょうか。

◎   まず、見てみよう! 清教学園:小5対象:体験入学 

清教学園で、6月22日(土)に実施される5年生対象の体験入学ですが、今日から申し込みが開始されています。
先着300組となりますので、早めの申し込みが必要。

当日は、授業を体験できるほか、歓迎の演奏会もあるようです。

こういったイベントは、「清教学園を受験したい!」と思っていない方、例えば、中学受験をするかどうかを迷っている方にとっても、進路を考えることができるいい機会です。

とにかく、パンフレットだけではわからないことがたくさんある。
学校の雰囲気、場所、校舎の様子、先生方の対応、生徒さんの様子など、その場の空気を体験できるわけです。

また、最近は、私立中学校の方でも、単に「わが校を受験する生徒を確保する」だけではなく、「幅広く、私学の魅力をしらしめる」といった考えをお持ちの場合が増えています。
まずは、公立とどう違うのかを知るだけでも良い経験になると思います。

小学生が本当に伸びていくのは、しっかりと目標を自覚した時です。
そういう面でも、良い出会いがあるかもしれません。

なお、申し込みは以下からどうぞ。

  □インターネット こちらからどうぞ

  □電話 0721-62-6828(代)、0721-63-8568(入試部直通)
      ※電話は月曜~金曜日の10:00~16:00とのことです。

◎  10年で難関大進学者が増えた学校(大阪) 

サンデー毎日(4.21特大号)に、「過去10年で難関大合格者を増やした進学校」という記事。
10年前の進学者数と比較して、何人増えたのかということで、西日本・東日本の上位15校が上がっていました。

西日本版で対象となったのは、以下の大学

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東京大学・京都大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学・神戸大学・大阪市立大学
早稲田大学・慶應義塾大学・東京理科大学・関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学
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最近、伸びてきた学校が客観的にわかるデータだと思います。
そこで、紙面に掲載されていた表から、大阪の高校にしぼって、以下のように表を再構成しました。

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表の見方
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  ・種別…公立か私立かの別、また、公立の場合は、文理科を持つTop10には「10」、普通科には「普」
  ・2013年卒業者数…同誌の他のページに記載されていた数値を引用しました
  ・対2013年卒業生割合…「合格者数÷卒業生数」を南十字☆が計算しました
      京阪神+市=京大・阪大・神大・市大への合格者数の合計÷卒業生数
      関関同立=関関同立への合格者数の合計÷卒業生数
         ⇒学校の規模による合格者の多少を考慮できる数値です。

種別 学校名 2013年
卒業者数
難関大合格者数 増加数 対2013年卒業生割合
2003年 2013年 全体 京阪神+市 関関同立
公立・大阪・10 茨木 319 545 836 +291 262.1% 44.5% 210.0%
公立・大阪・10 大手前 354 409 615 +206 173.7% 41.2% 97.7%
公立・大阪・10 豊中 358 443 620 +177 173.2% 21.8% 146.4%
公立・大阪・普 泉陽 399 296 507 +211 127.1% 7.8% 119.3%
私立・大阪 関西大倉 503 319 598 +279 118.9% 9.7% 104.6%
公立・大阪・普 箕面 350 150 325 +175 92.9% 4.0% 88.0%
公立・大阪・普 三島 358 147 313 +166 87.4% 0.8% 85.8%
私立・大阪 大阪桐蔭 713 407 600 +193 84.2% 14.4% 63.0%


紙面とは違って、「対2013年卒業生割合」でソートしています。

上位は、Top10から3校。
続いて普通科の泉陽という結果に。

茨木については、同志社が57→201、立命館が172→295へと大躍進。
市大も10→29とほぼ3倍増ですが、京大は23→13と減らしています。

大手前は、同志社で45→121と目立っていますが、他はまんべんなく増加しているようです。
京大も21→35と増加。

同様に豊中も同志社で44→130と増加。
他は減か微増という結果。

泉陽は傾向が違い、関関同の3校で伸ばしています。
関西大108→220、関西学院59→112、同志社28→69と、それぞれ躍進。
国公立では阪大が3→11ですが、他は大きな変化はないようです。

茨木が同志社+立命館で伸ばし、泉陽で立命館が伸びていない(67→75)のは、単純にロケーションの問題。
泉陽のある堺あたり、つまり大阪南部から立命館(京都・滋賀)に通うのは大変ですから。


注意したいのは10年前と比べると、関関同立については「センター利用」(願書は出すが、実際に試験を受けることがなく、センター試験の結果で合否を判定する方式)での受験者が増えているということもあるでしょう。
ただ、そういったレベルの大学を「受けよう」と考え、実際に「受験する」ことができるレベルになって「合格できた」生徒が表のような人数いる学校だということはしっかり見ておく必要があります。



さて、もう一つ考えたい。

それは、公立と私立の差。
かつては関関同立への合格をお家芸のようにしていた私学もあったわけですが、現在は、当時ほどの差はありません。
私学の個性に公立が追いついてきたとも言えるわけです。
さらに、授業料の実質無料化なども、そういった脱「私学の個性」に拍車をかけています。

こういった事態に危機感を持つ学校は、先の四天王寺の「医志コース」に見られるように、私学でなければできないことを見出そうとしているわけです。

「私立に進学する」「公立に進学する」ということの境界線が、ともすれば曖昧になってきた。
私学自身、私学の個性化をもう一度考える時期でしょうし、受験生の保護者の方も、しっかりとした視点を持って進学先を選択することが求められる時代になってきています。

◎  浪速中学校:2014年度入試関連行事(まとめ) 

各学校の入試関連行事日程の発表が早まる中、浪速中学校でも、来春の入試に向けた行事日程が発表されました。
浪速中学では、2016年に完成する新校舎をはじめ、さまざまな設備が新しくなりつつあります。
そういった面も、確かめることができるように工夫されています。

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■浪速中学校:2014年度入試関連行事
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  》入試説明会
     7月13日(土)14:00から
     9月7日(土)13:00から ⇒体験学習会同時実施
     10月12日(土)13:00から ⇒第1回プレテスト同時開催
     11月10日(日)8:00入校開始 9:00から ⇒第2回プレテスト同時開催
     12月7日(土)13:00から
        ●事前申し込み不要
        ●各回とも個別相談を実施

  》体験系の各種イベント
     体験学習会:9月7日(土)13:00~
        対象⇒小5+小6
     クラブ体験会:9月28日(土)14:00~
        対象⇒小6生のみ
     プレテスト
        第1回:10月12日(土)13:00~
        第2回:11月10日(日)8:00入校開始 9:00~
            対象⇒小6生のみ
        ●事前の申し込みが必要

  》入試相談会・校内見学会
     入試相談会:12月8日(日)14:00~17:00
     校内見学会:12月21日(土)+22日(日)+23日(月・祝)
               13:00~16:00
        ●両方ともに事前予約不要
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浪速中学は、運動場の人工芝化などを進めているそうです。
すでに、完成している武道館などと同様に、クラブ体験の時などにも紹介されるでしょう。



※上記データについては、最終的に学校発表のものでご確認下さい。

◎  「医志コース」 四天王寺:コース改革の影響は? 

先日からお伝えしている四天王寺中学校の「医志コース」新設のニュース。
まだまだ、詳細は伝わってきていませんし、受験生の動向もわからないわけですが、おそらくその影響は小さくありません。

かつて四天王寺中学は、「英数」「標準」の2コース編成でした。
このころ、四天王寺の英数といえば、女子のトップ層が目標とする、かなりスペシャルな存在。
現在、標準コースがなくなり「英数I」「英数II」というコース編成ですが、以前、明星がコース編成をなくしたために受験生の勢いを失ったのに似て、以前ほどのブランド力がなくなっているように思います。
今回のコース編成の再構築は、そういった状況に「喝!」を入れ、学内はもちろん、受験生に対しても、四天王寺が目指すところを明示するということになりそうです。

この影響は、まず、女子校に及ぶと思われます。

特に、影響が考えられるのが、大谷医進コース
大谷は、今春、午後入試の導入にともなって、多くの受験生を確保したわけですが、この午後入試を活用した受験生の中には、四天王寺との併願者が少なからずありました。
そういった受験生にも影響をあたえる可能性が大きい。

ただ、女子の上位校で医歯薬系を明確に目指すコースが生まれることで、午前に四天王寺医志コース、午後に大谷の医進コースという流れが生まれるかもしれません。
これについては、四天王寺が午後入試を行うということになれば、一層、複雑な状況になるのですが、今のところ、そういった情報はありません。


さらに、注目しておきたいは、清風南海への影響。

最近の五ッ木・駸々堂の結果を分析してみると、清風南海の女子は、人数・人気ともに上昇傾向にあるように思います。
つまり、上位校を目指す女子が増えてきている。
しかも、清風南海の受験者は従来から医歯薬系を希望する受験生の比重も高い。
そういった生徒さんが、もし、四天王寺に流れれば、清風南海の難易度にも、影響をあたえることになります。



かつて、相次いで「医進」コースが作られた時期がありました。
一部の学校では、現在もその名称を使用しながら「理系のトップ校を目指すコース」へと、本来の位置づけから変更した学校もあるように聞いています。
また、初芝富田林は、「III類」という名称に変更し、理系にこだわらず、私大・国公立大のトップ校を目指すコースに衣替えしました。

そういった流れにとらわれず、これまでも医歯薬系へのしっかりした実績を持つ四天王寺が、あらためて「医志コース」を設置するというのは、なかなかに「リアル」な感じがします。
今後の受験生の評価=動向を見る必要がありますが、上位校の変更・変動は、その他の学校へも少なからず波及するわけで、受験を前提にしている皆さんはもちろん、そうでないみなさんも、十分、注目しておく必要があります。


※四天王寺中学のHPで、リーフレットが公開されています。リンクはこちらから。pdfファイルが開きます。

◎  全国統一小学生テスト:小6生も実施へ 

6月2日日曜日に実施される「全国統一小学生テスト」。
今回で第12回を数えます。

テストの実施方法や対象学年など、毎回、少しずつの進歩を続けてきたこのテストですが、次回のテストでは、小学校6年生も実施。
さらに志望校の合格判定も行うそうです。

主催の四谷大塚には、全国最大規模の受験生を誇る合不合判定テストで培ったノウ・ハウを、ぜひ発揮していただきたいところですが、果たしてどうでしょうか。


普通、合格可能性判定を行うためには、その判定テストを受けた受験生が実際の入試を受け「合格」したのか「不合格」したのかのデータを蓄積する必要があります。
ところが、これまで、そういったデータはありません。

もちろん、これまでに全国統一小学生テストを受験した生徒さんが、中学受験に挑戦したケースがあります。
私どもの塾からもそういった生徒さんがあるわけですが、今まで、統一テストは小学校5年生までの実施。
5年生の6月と11月に実施したテスト結果と実際の入試結果を結びつけるのは、期間の隔たりが大きく、少々、難しい。

こういったことから考えると、今回の6年生の合格可能性の判定は、「結果の読み取り」が難しいと思われます。


さらに注意したいのは11月のテスト。

全国統一小学生テストは11月3日に予定されています。
ところが、例年、11月3日は清教学園・帝塚山学院泉ヶ丘両中学校のプレテストの実施予定日です。
統一テストと重なるわけで、大阪南部の受験生は、統一テストの受験が難しい方も出るかもしれません。

もちろん、受験校の決定は、ひとつのテストだけで決定できるものではありません。
テストの成績は、あくまでもテスト当日の瞬間風速です。
テスト受験後にも成績の変化はあるわけです。

また、実力テストの問題傾向が、第一進学希望校の出題傾向と合致しているということは、まずありません。

そういった意味でも、テスト結果はあくまでも参考資料。
受験校の決定は、総合的な判断で行う必要があります。

ぜひ、普段からの努力を見ておられるお通いの塾の先生に、よいアドバイスを貰って下さい。


◎  四天王寺学園:いよいよ始動 

来春開校予定(設置認可申請中)の四天王寺学園中学校ですが、開校予定のリーフレットが公開され、概要が見えてきました。

校地は、四天王寺学園小学校であり、四天王寺学園「高等学校」も計画中とあり、小~中~高の12年間一貫教育も可能な環境です。

実際、コースと募集人数に関しては以下のとおり。

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 中・高一貫コース…35名×2クラス
 小・中一貫コース…内部進学2クラス予定
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外部募集は70名ということでしょうか。


気になるレベルですが…

   1クラス35人学級
   週37時間授業
   放課後個別指導(教員+チューター)
   e-トレーニング(IT方式の個別学習)
   長期休暇中特別講習
   全教室電子黒板

上記のようなシステムに加え「最難関大学を目指す中・高一貫コース」という表現があります。
現在の、四天王寺中学校と同じようなレベルを目指しているようです。

実際は、今後の受験生の動向によるわけですが、五ッ木・駸々堂の結果なども注目する必要があるでしょう。

なお、これに伴い平成26年度から四天王寺羽曳丘中学校は募集停止になるようです。
さらに29年度には高校の募集を停止し、31年度まで指導継続の見込みです。

といっても、この四天王寺学園中学校を四天王寺羽曳丘中学校の「移転」と見ることは難しい。
そういった点からもレベルが注目されます。


この四天王寺学園中学校の開校にくわえて、大阪・島本町での西大和学園による新校開設や、堺の泉ヶ丘に共学として移転した東大谷の中学校併設などが実現すると、大阪の入試状況は大きく変化することは必至。
おそらく、各校とも共学になるでしょうから、単学、特に女子校の巻き返しが強く望まれるところ。

また、これまで大阪市内に集中していた感のある受験生の志向も、大阪周辺部へ広がることになり、受験生の動きそのものにも変化が出てくることでしょう。

さらに注目したいのは、四天王寺学園、大谷学園、西大和学園といった大学を持つ学園が、それぞれ動き始めていること。
これに加え、帝塚山学院も住吉の学院と泉ヶ丘との連携を深めているようですし、立命館との提携がますます深まる初芝学園も注目したい。

受験生にとっては、一つ一つの学校が気になるわけですが、実は、学園間での関係にも注目しておく必要があるようです。


四天王寺学園中学については、今後、詳細な情報が出てくると思いますので、また、エントリーします。


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