南大阪 中学受験地図

堺市北野田にある航路開拓舎の日常と、南大阪を中心に中学受験の状況と、それに関する気になる話題を取り上げます。

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◎  10年で難関大進学者が増えた学校(大阪) 

サンデー毎日(4.21特大号)に、「過去10年で難関大合格者を増やした進学校」という記事。
10年前の進学者数と比較して、何人増えたのかということで、西日本・東日本の上位15校が上がっていました。

西日本版で対象となったのは、以下の大学

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東京大学・京都大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学・神戸大学・大阪市立大学
早稲田大学・慶應義塾大学・東京理科大学・関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学
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最近、伸びてきた学校が客観的にわかるデータだと思います。
そこで、紙面に掲載されていた表から、大阪の高校にしぼって、以下のように表を再構成しました。

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表の見方
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  ・種別…公立か私立かの別、また、公立の場合は、文理科を持つTop10には「10」、普通科には「普」
  ・2013年卒業者数…同誌の他のページに記載されていた数値を引用しました
  ・対2013年卒業生割合…「合格者数÷卒業生数」を南十字☆が計算しました
      京阪神+市=京大・阪大・神大・市大への合格者数の合計÷卒業生数
      関関同立=関関同立への合格者数の合計÷卒業生数
         ⇒学校の規模による合格者の多少を考慮できる数値です。

種別 学校名 2013年
卒業者数
難関大合格者数 増加数 対2013年卒業生割合
2003年 2013年 全体 京阪神+市 関関同立
公立・大阪・10 茨木 319 545 836 +291 262.1% 44.5% 210.0%
公立・大阪・10 大手前 354 409 615 +206 173.7% 41.2% 97.7%
公立・大阪・10 豊中 358 443 620 +177 173.2% 21.8% 146.4%
公立・大阪・普 泉陽 399 296 507 +211 127.1% 7.8% 119.3%
私立・大阪 関西大倉 503 319 598 +279 118.9% 9.7% 104.6%
公立・大阪・普 箕面 350 150 325 +175 92.9% 4.0% 88.0%
公立・大阪・普 三島 358 147 313 +166 87.4% 0.8% 85.8%
私立・大阪 大阪桐蔭 713 407 600 +193 84.2% 14.4% 63.0%


紙面とは違って、「対2013年卒業生割合」でソートしています。

上位は、Top10から3校。
続いて普通科の泉陽という結果に。

茨木については、同志社が57→201、立命館が172→295へと大躍進。
市大も10→29とほぼ3倍増ですが、京大は23→13と減らしています。

大手前は、同志社で45→121と目立っていますが、他はまんべんなく増加しているようです。
京大も21→35と増加。

同様に豊中も同志社で44→130と増加。
他は減か微増という結果。

泉陽は傾向が違い、関関同の3校で伸ばしています。
関西大108→220、関西学院59→112、同志社28→69と、それぞれ躍進。
国公立では阪大が3→11ですが、他は大きな変化はないようです。

茨木が同志社+立命館で伸ばし、泉陽で立命館が伸びていない(67→75)のは、単純にロケーションの問題。
泉陽のある堺あたり、つまり大阪南部から立命館(京都・滋賀)に通うのは大変ですから。


注意したいのは10年前と比べると、関関同立については「センター利用」(願書は出すが、実際に試験を受けることがなく、センター試験の結果で合否を判定する方式)での受験者が増えているということもあるでしょう。
ただ、そういったレベルの大学を「受けよう」と考え、実際に「受験する」ことができるレベルになって「合格できた」生徒が表のような人数いる学校だということはしっかり見ておく必要があります。



さて、もう一つ考えたい。

それは、公立と私立の差。
かつては関関同立への合格をお家芸のようにしていた私学もあったわけですが、現在は、当時ほどの差はありません。
私学の個性に公立が追いついてきたとも言えるわけです。
さらに、授業料の実質無料化なども、そういった脱「私学の個性」に拍車をかけています。

こういった事態に危機感を持つ学校は、先の四天王寺の「医志コース」に見られるように、私学でなければできないことを見出そうとしているわけです。

「私立に進学する」「公立に進学する」ということの境界線が、ともすれば曖昧になってきた。
私学自身、私学の個性化をもう一度考える時期でしょうし、受験生の保護者の方も、しっかりとした視点を持って進学先を選択することが求められる時代になってきています。

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