南大阪 中学受験地図

堺市北野田にある航路開拓舎の日常と、南大阪を中心に中学受験の状況と、それに関する気になる話題を取り上げます。

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◎  音読で、効果的に文章を理解する(実践編) 

前回のエントリーで、国語の勉強をするときの「音読」の大切さをエントリーしましたが、今日は、それをもう少し考えてみます。

皆さんの中にも、「音読をしてから、問題を解く」という方法を実施されている方があると思います。
その「音読」ですが、一人だけでやっていませんか?
単に、声に出して問題の文章を読んでから解き始めるのでは、せっかくの音読がもったいない。
必ず、だれかが「聞く」ことが最大のポイントです。

では、聞き役はなにをすればいいのでしょうか。


(1)きちんと理解しながら読んでいるかどうか、点検をしてあげましょう。

すらすらと読んでいるようでも、実際は、文章と違う内容を声に出しているかもしれません。
特に、「文章の内容を先読みできる(文章の展開が予想できる)」お子さんは、自分の予想にそった間違いをしがちです。
「~するはずはないのです。」という部分を「~するはずなのです。」と読んでしまうと、まったく逆の理解をしたことになる。
「姉が~」とあるのに「妹が~」と読んでしまうと、主語が違いますので、当然、内容も変わってしまいます。
そういった所を、文章にそって読むように点検してあげて下さい。

なお、音読をさせると「この子は、こういった理解をしていたのか!」という発見もあります。
そういった点も、音読の効果でしょう。


(2)合いの手を入れ、文の切れ目や構成、内容をつかめる手助けをしましょう。

きちんと読んでいるかどうかということは、「字」や「単語」がつかめているかどうかで決まるわけですが、実際は、係り受けや接続の関係など、文や段落の構成も考える必要があります。

そのためには、先日のエントリーで頂いたkuma様のコメントにもありましたが、「文節」を意識して読むのは非常に大切です。
どの言葉がどの言葉を説明しているのかとい修飾・被修飾の関係が明確になりますし、もちろん、主語もきちんとつかめるようになります。

お子さんが読んでいるときに、「ウン」…「ウン」…「そうやね」…「ハイ」…「なるほど」のように、本来、切るべきところ・間をあけるべきところに、小さく言葉をはさんであげるのです。

そうすることで、文の構成が意識されるとともに、読み方にリズムも出てきます。
また、お子さんからすれば、ちゃんと「聞いてくれている」という安心感を感じられるはずで、そういった点も大きな効果だと思います。


(3)文章の要点や感動のポイントを示してあげましょう。

どのような文章にも、読み取りのポイントがあります。
説明文では、読者に対する問いかけの形になっている部分があり、文章で取り上げる内容が示されています。
例えば「どうしてクジラたちは、仲間と行動するのでしょう。」といったような部分です。
そういった部分が出てきた時に「へ~、一匹ではないんやぁ」といったように、ひとりごとをお願いします。
また、物語文でも、登場人物の心情を察して「かわいそうに…」とか「よかったねぇ」とか、しみじみ発言してあげることで、理解だけではなく、「感じ取る力」を伸ばすことができます。
つまり、感動の仕方を見せてあげるわけです。


どうでしょうか。
音読させると、「この漢字を知らない」「こんなところで引っかかる」という、弱点も発見できますが、それだけではなく、力を伸ばすためにも音読できるわけです。

保護者の方もお忙しいと思いますが、おそらく10分もかからない。
ぜひ、試してみて下さい。


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一言、添えさせてください

先生のご指摘、ごもっともです。これが早期からできていれば国語力はついていたはずです。ということは、こういう対処を取れなかったご家庭で育った子がこのエントリーの主人公となるわけですね。
だからそこのところの掘り起こしというか外科手術が必要なはずです。例えば、母親教室とか…ね。辛口なことを言えば、今の母親の中でしっかりとした“mother tongue”を持っている人は非常に少ないと思いますし、仮に持っていても親子ではできないことも少なくないはずです。
折角の提言、さらに掘り下げてくださいますように…。

2012/08/13(月) |URL|元Kuma(^_^;) [edit]

その点、痛感しております。

コメントありがとうございます。
kuma先生の問題としておられるところ、私も、大きな問題として感じる部分があります。
乳児期~幼児期、それぞれに接し方が変わるはずですが、「あやす」ことができないお母様や、それぞれの時期の理解力や世界観をわかった上で、話しかけることができないお母様もあると思います。
正直な話、「母親教室」ではなく、文化の見直しというか、文化伝承方法の検討というか…。
大変に大きな問題であると感じています。
その点を踏まえながら、一方で、触れないもどかしさを感じながらのエントリーになっているかと思います。

しかしながら、私達の週に数回の指導で、大きく変化してくれる生徒さんもあるわけで、お母様方が、日々、小さな変化を促していただくと、それはそれは大きな変化が生まれると思います。
その一助になればとも思います。

いつも、ご指導・ご指摘いただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

2012/08/13(月) |URL|南十字☆ [edit]

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