南大阪 中学受験地図

堺市北野田にある航路開拓舎の日常と、南大阪を中心に中学受験の状況と、それに関する気になる話題を取り上げます。

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◎  高校:公私の自由競争時代へ 

私立高校の授業料実質無償化のねらいは、進学する生徒さんやその家庭へのためもあるわけですが、もうひとつ大切なねらいがあるようです。
それは、公私間の競争をより自由にしようということ。
「私立は費用がかかり公立は安い」という価格差を出来るだけ縮めて、受験生が公立でも私立でも同じように選べるようにしようということです。

ここでいう「競争」とは、入学者の確保のことですが、そうするためには「しっかりした生徒指導」「大学の合格実績」等が評価されるわけで、学校の質の向上にもつながるはず。
そういったねらいもあるようです。
(注意したいのは、実質無償化の対象は授業料です。その他の費用は必要です。また、私立高校を対象にしたものです。)

そういった「自由競争」の環境を整えるために、公私間で以下のような申し合わせが行なわれたとのこと。

産経ニュースから引用の上、抜粋しました。
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カルテル30年超…高校定員で私学と協議、大阪府「統廃合も」   2010.11.10 13:50
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府教委と私学関係者が共存を図るため定員割合の枠の撤廃を申し合わせた。
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定員割合は、公立と私立が協調して生徒を受け入れることを目的にS54年から開始。
ほぼ7対3で推移してきた。
橋下徹知事は「枠組みはカルテルのようなもの」として批判していた。

今回、撤廃は合意されたが、23年度の定員については結果的にほぼ7対3となった。

将来的には公私が“自由競争”する可能性も。
中西教育長は「公立も将来的に定員割れが続けば、統廃合もあり得る」と。
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「今年の中3は○○名が高校受験希望です。そのうち7割を公立が引き受けます。残り3割を私立で。」といったような約束がこれまであったということです。
そうすることで、生徒さんの進学先(具体的には募集定員)を確保できますし、私立も多少の増減はあっても、入学者を確保することが出来た。

しかし、将来的には受験生の意志に任されるわけで、人気のない学校と人気のある学校がはっきりと別れることになります。
その時に私立だけ授業料が高いと大変なハンデになるわけで、授業料実質無償化は、今回の合意の大切な前提条件だったわけです。


上記の記事に「公立も統廃合」とありますが、実際は私立はもっと過酷な状況と言えます。
特に高校入試では、毎年、募集定員を満たさず苦戦している学校もあり、学校「経営」を考えたときに、大きな判断を迫られるところも将来的には出てくるでしょう。

また、受験する側も「自由」な競争の中で受験校を選んでいく必要があり、しっかりした選択眼を持たなければなりません。
宣伝上手で内容のない学校…などは出てこないと思いますが、一人一人の生徒さんを考えたとき、つまり「うちの子」に合う学校かどうかを見極めるのは難しくなるかもしれません。

今回の無償化を受け、「中学3年間は授業料を負担するがその後は無償化」と考えて、中学受験を志す方も、明らかに増えています。
そういった方の場合は、子供の大切な6年間を託すことになるわけで、保護者の方の判断が難しくなるかもしれません。


 》》》産経ニュース「カルテル30年超…高校定員で私学と協議、大阪府『統廃合も』
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