南大阪 中学受験地図

堺市北野田にある航路開拓舎の日常と、南大阪を中心に中学受験の状況と、それに関する気になる話題を取り上げます。

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◎  いまさら聞けない! ―第3回―  「倍率には種類がある?」 

受験生が気にするのは、入試問題の内容・レベルですが、入試資料を見ていると、「倍率」、も気になります。
さて、この「倍率」について、以下のような質問をいただきました。
一口に「倍率」といっても、種類があるようですが、どのように違うのですか?


確かに、「倍率(競争率)」には、いくつかの種類があります。
これは、入試が行なわれる過程にも関係しますので、まず、それを説明しましょう。

実際の入試は、次のような流れにそって行なわれます。

  (1)出願
       …受験生が願書を出すこと。
  (2)試験
       …入学試験ですね。
  (3)合格発表
       …受験生の数が絞られます。
  (4)入学手続
       …合格した生徒さんが入学のための手続をします。

ここで、注意したいのは、「受験生全員が合格するのではない」のと同じように「出願した人が全員受験するわけではない」「合格した人が全員入学するわけではない」ということです。
また、「合格者の数は、募集定員と違うこともある」ということにも注意することが必要です。
例えば、以下のようになります。

   募集定員…100名  (学校が予定する入学者数)
      ┃
      ┗ 出願者数…250名  (受験のために願書を出した人数)
           ┃
           ┗ 受験者数…200名  (試験当日に試験に参加した生徒数)
                ┃
                ┗ 合格者数…150名  (入学試験に合格した人数)
                     ┃
                     ┗ 入学者数…120名  (合格後、入学した人数)

見ていただくとわかるように、出願者数から入学者数まで、人数が減っていくことがあるのです。
このことを踏まえて、様々な倍率を見ていきます。

  【志願倍率=出願者数÷募集定員】

    …普通、倍率というと、この「志願倍率」をさします。
     上の例でいうと250÷100=2.5で2.5倍になります。
     出願状況を把握するときに目安になるでしょう。
     年毎の変化を見ると、その学校を希望する生徒さんの増減の様子がわかります。


  【受験倍率=受験者数÷募集定員】

    …実際に受験した生徒さんの倍率です。
     こちらは200÷100=2.0で2.0倍です。
     試験前の、人数面での難易を見る目安になります。


  【実質倍率=受験者数÷合格者数】

    …試験ごとの実質的な倍率です。
     200÷150=1.33…となりますから、約1.3倍です。


例えば、かつての「前受け校」の入試では、募集定員200名に対して、受験生が1000名(志願倍率5.0倍)だったのに、実際の受験者は800名(受験倍率4.0倍)、さらに合格者は600名(実質倍率約1.3倍)というようなこともありました。(実際の数値ではなく例です)
このような場合は、志願倍率を見るとものすごい倍率ということになりますが、実質は、他の平均的な入試とあまり変わらないということになります。

単に「倍率○○倍」という表現で、一喜一憂するのではなく、その数字が何を意味するか、しっかり考えるようにしましょう。




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