南大阪 中学受験地図

堺市北野田にある航路開拓舎の日常と、南大阪を中心に中学受験の状況と、それに関する気になる話題を取り上げます。

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◎  何を求めての「中学受験」か? 

中学受験の動機は、様々。
ある中学校に魅力を感じ、どうしても入学させたいと思う。
その「魅力」とは何でしょう。

私が指導した生徒さんの中には、なんとなく受験コースに入り、目標なく勉強を続けていたものの、体験学習で感じることがあり、人が変わったように勉強を始め合格した方もありました。
きっかけは、自分がやりたかったスポーツクラブのすばらしさ。

あるいは、これも体験学習会で、ある男子校の下足場の美しさを見て、「ぜひこの学校へ」と決めたお母さんもおられました。

こういった理由は、納得できる。
あるいは、学校選びとしては、「純粋」といってもいいでしょう。


一方で、避けて通れないのが、大学への進学実績。
中学選びは、あくまでも大学受験の通過点選びであり、最終目標ではないと言いきる保護者の方もありました。
しかし、6年間通う子供の立場で考えると、やはり学校は「生活」の場でもある。
話は単純ではありません。

大学進学を考えた場合に、これまでは「どれだけ伸ばしてくれるのか」というのが私立選びの重要なポイントでした。
大学受験のノウハウを持っている、あるいは進学の実績を上げている学校は、確かに人気も高く、「魅力」ある学校として位置づけられていました。

ここに来て、状況が変化してきていますね。
連携校の誕生です。

具体的な数字をあげると、初芝高校の場合、今春の立命館合格者数は、現役2名・過年度生2名の合計4名。

      》》》2008年度入試最終統計(初芝高校)

しかし、数年後には、立命館コースから最大240名が立命館へ進学します。

これは単に、ゴシップ的な批判ではなく、大学教育に対する「危惧」の気持ちです。


確かに大学への進学が、(あるレベル以上とはいえ、)一般の受験生より、おそらく優遇された中で可能になるのは魅力でしょう。
もちろん、進学後に支障が出ないように準備もするのでしょう。
しかし、やはり、「質」の確保は難しいのではないか?
受験勉強という「関門」をくぐることでこそ伸びた力が身につくことはないからです。




また、学校を選ぶ立場でも考えたい。
○○大学への進学は、ある程度保障される。
では、「○○大学でよいのか」ということです。

中学受験~中学進学は、「子供の可能性を広げ、伸ばしたい」という保護者の気持ちがあればこそ。
「この子が、やりたい何かを見つけたときに、けっして困らないような力を準備しておく」というところに、受験勉強や私立への進学の価値があったのではないでしょうか。
しかし、大学との連携に注目して学校を選ぶのは、ともすれば「はじめに、○○大学ありき」という状況。
大学入学への可能性は広がるものの、「子」の可能性は広がるでしょうか。

これまでの大学受験生は、暗闇の中で手探りをしながら、自分に最適と思える学校を選んできた。
しかし、「連携」の制度は、明るくしっかりした道があるけど、目的地は一箇所。
それに満足して進んでいけるかどうかが問題です。


もちろん、絶対に進学せよというわけではありません。
それだからこそ、慎重に考える必要があるでしょう。
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